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ブログのお引越し

本ブログのタイトルは「Helter Skelter@Chicago Booth」なので、MBA卒業しBoothを去る身としては本ブログはこれにて終了にしたいと思います。

卒業後の雑感日記として新しいブログ「Helter Skelter Diary」にお引越しします。

こちらは小難しい話だとほとんどなく、趣味の音楽・映画・アート(ときにビジネス)をネタにしたゆる~いブログになると思います。

本ブログを覗いてくださっていた皆さん、お付き合いいただきありがとうございました!


Helter Skelter

  # by helterskelter2010 | 2010-06-29 00:10

GRADUATION

6月12日をもって、CHICAGO BOOTHを卒業しました。本記事の投稿が遅れたのは、卒業後すぐに西海岸旅行に行っていたから。

卒業式は2本立てになっていて、午前にシカゴ大全体の卒業式をシカゴ大で、そして夕方にBOOTHのみの卒業式を別会場で開催。正確に言うと、前者がCONVOCATION(集会)で、後者がHOODING CEREMONY(学位授与式)。

午前の卒業式の様子
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途中で大雨に降られ、グショ濡れになったのはご愛嬌。教授陣は赤いガウンを着ており、スターウォーズの
「シス」みたいないでたち。

右端で手を挙げているのが我らがDEAN、TED SNYDER。MBA生が集まったところだけ異常なテンションで、叫んだり拍手したり大騒ぎ。この集会の中では相当に年増な連中なのに、心はワカゾー。
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夕方のHOODING CEREMONYは、巨大な会場で開催。MBAオンリーの学位授与式。こっちのほうがMBA学生の出席率は高かった。そしてそれ以上に同伴の家族の多いこと、多いこと。

意外にもロジ周りがしっかりしていてスムーズに着席、学位授与が進んだ(失礼)
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DEANのスピーチ、教授のスピーチ、ほんでゲストスピーカー(今回はZipcarのCEOでBOOTH卒業生のSCOTT GRIFFITH氏)のスピーチが終わると、学生1人1人が呼ばれて壇上でDEANから直接卒業証書を手渡される。

自腹痛めて受験準備して、学費払って(大半はローンだが・・・)、貪欲にTAKEAWAYを求めてINVOLVEした学生生活だけに、卒業は思ったよりもじーんと来るものがある。東大の卒業式はそこまで感動しなかったなー、まあ頑張らなかった俺が悪いんですが。

こんなんもらいました。
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MBAに行きたいと思ったのが5年前くらい。当時付き合っていた今の妻と結婚を考えていたが、妻も仕事をバリバリしていたので「俺、2,3年後にMBA留学するから、帰国してから結婚しよう」と言ったところ、ふざけるなと一刀両断され先に結婚。仕事が盛り上がっていく中、時間を作りながら受験準備を始め、鬼軍曹の異名をとるカウンセラーに怒られながらエッセイを書いていく。MBA熱もいずれ冷めるだろう、と横で冷やかに見ていた妻もさすがにコレは本気らしいと気づき、サポートをしてくれた。

留学してからもそれなりに大変なことはあったが、充実した楽しい生活を送ることができた。周りのサポートあってこそ、そして何より妻の支えあってのことだった。妻には本当にありがとうと言いたい。

これまで拙ブログを読んでいただき、ありがとうございました。
(ブログを続けるかどうかは考え中です)

  # by helterskelter2010 | 2010-06-25 03:07

WE ARE FAMILY!!!

既に妻がブログに書いていますが、第2子を授かったようです。Helter Skelter Jr.は早くも兄貴分になった模様。我が一族は繁栄ナリ。

4人家族で賑やかにやりたいと思っておりマス!

WE ARE FAMILY!!!

  # by helterskelter2010 | 2010-06-12 13:17 | Private Life

シカゴ便り ―BLACKHAWKS祭り & SEGWAY

CHICAGO BOOTHでの最後の授業も終わり、今週2つFINAL EXAMを終えればあとは週末に卒業式を残すのみです。

自分にとって試練だったLAW SCHOOLの試験が終わった今(無事、PASSした!ホッ)、残り少ないシカゴ生活を楽しむため、観光や友達との遊びに余念がない、今日この頃デス。

天気のいい日にはミシガン湖沿いをジョギング
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ジョギング、サイクリング、日光浴、湖水浴(?)にいそしむ人々
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今、我らがシカゴのアイスホッケー・チーム「BLACKHAWKS」がフィリーの「FLYERS」とスタンレーカップで雌雄を決する勝負を繰り広げており、シカゴ・ダウンタウン中が「BLACKHAWKS」祭り!今年は強いらしいよ!!

シカゴ美術館(ART INSTITUTE)のライオン像もBLACKHHAWKS祭り
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フィールズ博物館の恐竜(ブラキオサウルスかな?)もBLACKHAWKS祭り
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これにとどまらず、ダウンタウン内の広場にあるピカソの彫刻もアイスホッケーのギヤをかぶっていたり、我がBOOTHのファイナンスの教授もBLACKHAWKSのユニホーム着て授業したりしてた。俺もにわかファン丸出しで、ユニホーム買って帰ろうかなww

SEGWAYなんてものにも挑戦してみました
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一応、ヘルメット着用で
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コレは、面白い!!移動するだけで快感。マン・マシン・インターフェースが素晴らしく快適・直感的。BACK TO THE FUTUREにでてきた憧れのエアー・スケボーをほうふつさせました(言いすぎ)。iPhoneとかもそうだけど、これからは単純な機能性だけではなく、こういう感性に訴える技術がますます重要になるのではないでしょうか。

ユーザビリティーも非常に高い。同じグループにじーさんばーさんもいたけど、彼らでも数分で乗りこなせるようになっていた。東京では公道は乗れないみたいだけど・・・とにかく、試乗はオススメです!

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俺らが使ったSEGWAYは、ハンドルの操作でしか左右回転できなかった。。「足の体重移動だけで操作できるの欲しいよねー」と、一緒にSEGWAYツアーに参加したKくんとも話してたのだが、最近のモデルではそういう仕様のものもあるらしい。エアー・スケボーの夢がまた近づいたww

シカゴ、もはやすでに我が第3の故郷だ(日本、イギリスに続き)・・・数年後にこの景色を見たらノルスタルジア~ンな気持ちになるんだろうなぁ・・・

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  # by helterskelter2010 | 2010-06-09 12:24 | Private Life

「キャリア」について ―③... AND YOU WILL BE ONE OF THEM

3. ....and you will be one of them

忘れていたワケではないが、しばらく放置してしまっていたエントリーの続き。

前回までのエントリー
① JOB EXPERIENCE IS A STRATEGIC ASSET

②IF YOU DON'T LIKE IT, YOU WON'T BE GOOD AT IT

さて冒頭の「・・・あなたもその(組織の)一員になるのよ」というのは、マーケティングの教授が述べていたセリフ。そんなに好きなタイプの人達がいる組織じゃないけど、とりあえずカネ稼ぐために2-3年ガマンしてそこで働く、とか言っていても、3年後にはアラ不思議、あなたもその組織に染まっている。組織は確実に自分に影響を及ぼすので、人を良くみましょう、という話。

(1)業界、企業の文化は案外強力

組織文化がそのメンバーに及ぼす影響力てのは、案外バカにできない気がする。MBAだといろんな国籍・バックグラウンドの人と共同作業したり議論するわけだけど、意外にも国籍よりもその人のバックグラウンド(エンジニア、コンサル、バンカー、・・・)による考え方の違いの方を強く感じた。ものを考える際のクセ・視点、作業でこだわる所なんかがが違う(個人的印象だけど)。それだけその業界特有の仕事の仕方が身に付いているということかもしれない。

また、会社の文化というのも案外強力なようである。特にトップ企業と言われるところほど、中には宗教かと思うようなコーポレート・カルチャーが徹底されている。日系の事業法人のTさんとか、コンサルだとMさんとかかな(笑)。グローバルにトップやっていくには、国籍に関係なく強固な〝ONE FIRM”なカルチャーを敷くのが必要だから、コレも当然なのかもしれない。

いずれにしても、クセのあるカルチャーというのはあるもので、それが自分にフィットするかは良く考えたほうがいい。

(2)フィットした環境・組織で働くほうが成長しやすい

組織に染まっちゃう、というややネガティヴな捉え方だけでなく、前向きに組織とのフィットを考えるのも重要。やはりフィットした組織の方が仕事しやすいし、自分も成長しやすいように思える。

組織論の授業で「Complementarity」て概念を習った。メンバー同士のシナジーが強い組織ではなかなか外からの人材引き抜きが成功しない。給与面などで多少魅力的な条件を出しても、その人にとってはその組織の人間と協働するのが一番生産性が高いし効用が高いから、容易には抜けない。授業のケースではGOOGLEの開発チームにそういう「Complementarity」があるとかいう話だったけど、本当かなあ?とは思った。ただ、アカデミズムの世界ならもっとあり得そう。Boothに来ればFamaとかMurphyとかSUPER SMARTな人達と働けるよ、ていうのは若手学者にとっては金銭以上に魅力的ではありそうだ。

「俺、しごかれてこそ成長できるんデス!」と言う人は、そういう快楽原則がある人(=マゾ)だから、是非とも体育会系の組織に行っちゃってください。

(3)人に会う、実際に働いてみる、がイチバン

どうやってフィットを探るのか?やっぱりその組織の人間にたくさん会い、できれば一緒に仕事をしてみるに如くはないでしょう。そういう意味でもMBA留学中にできる「インターン」てのは本当に超価値高いと思う。インターンとそのためのシューカツで得られるものは、MBAの授業パッケージの3分の1以上の価値はある、と俺自身は思っている。

インターンできなかったとしても、ネットワークは絶対あるのだから、どんどん色んな人に会い・電話し情報をとるべき。その際、当然情報にバイアスはあるので、「誰が言った情報なのか」には気をつける。この辺は、過去エントリーの「トライアンギュレーションのススメ」をご参考。

さて以上が、就職先・転職先を探す上で留意してみるといいんじゃないかなー、というポイントでした。繰り返しになりますが、これはサラリーマン道を前提にしているので、アントレを目指す人には当てはまりません(人を採用する立場になれば多少は関係あるかもしれないけど)。

こうしてキャリアの戦略的価値、自分の志向、志向とのフィット、なんてことを振り返ってみていると、あんま国は関係ないな、自分が働きたい・働きやすい所で働ければそれでイイナ、と思い始めています。こう書くと当たり前ですが、MBA留学前の自分のキャリア観はもっと狭いものだったように思います。これもMBAで得た恩恵の1つでしょうか。授業ではなく、就職活動での苦労や、友人たちとのマジメ話・バカ話から刺激されたことがチリ積式に自分に影響してきたように思います。

最後にChicago Law Schoolのアルムナイでもあるカーライル創業者の1人、David Rubinstein氏のキャリア・アドバイスの言葉を引用しておきます。
成功者のスピーチを聞くとみな同じようなことを言うので別に誰のアドバイスでもいいんですが(笑)、この人のは非常にコンサイスにまとまっているしちとカタめなのが俺好みなので。LAW出身らしいね(他方、冗談うまいのはバフェット)。

Try to make yourself indispensible in the organization. Master one subject, make sure you know it better than anybody else.

Keep your ego in check. Make sure you get along with other people. Try to share the credit. Make sure that you are not focused on the wrong things—you don’t want to make money for the wrong reasons.

And make sure that when you do have some financial success, you give back to the community. Make sure that you are making the community a better place because of the wealth that you have.

  # by helterskelter2010 | 2010-06-04 14:29 | Career

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