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今日もアート三昧 ―Karsh, Munch, Hiroshige, and O'Keefe

Yousuf Karshの写真展が来ているということで、妻とシカゴ美術館へ。この展示は前にボストン美術館で見ていたのと同じ。ただ、ボストンよりも展示スペースが大きく、より見やすかった。何回見てもいいね。

その次に特別展示のムンク展へ。めちゃくちゃ良くできている。予想以上に展示作品も多いし、構成も非常に分かりやすく整理している。「不安とか恐怖とかダークなテーマばかり追いかけた少しオカシな人」というステレオタイプを回避して、ダークなだけじゃない多様な作品や、同時代の画壇の動向も追えるようにしている。特によかったのは、ムンクが参考にした、インスパイアされたと思われる同時代の作品も一緒に並べているところ。構成とかテーマとか、パクったんじゃねえかと思えるくらい似ている作品がゴロゴロ。ハンマースホイの作品を見られる嬉しい驚きもあった。「芸術とは『魂の叫び』みたいなドロドロしたものをふりしぼることによってゼロから作り上げるものだ」、なんていう固定観念は持たないほうがいいと改めて確認した。むしろ似たようなテーマ・構成で、画家それぞれがどのように差別化を図っているのかを見るのが楽しい。

ついでに見た日本画もよかった。歌川広重の「江戸近郊八景之内」のうちの1つ、「飛鳥山暮雪」が!
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超クールだ。正直、浮世絵とか日本の絵ってあんまり気にしていなかったが、広重はヤバイ、ということにこの年になって気づく。とりあえず漫画「ギャラリー・フェイク」読み直して勉強するか(笑)。

ちなみに特別展示のムンク以外は全て無料。、2月は入館料無料なのだ。素晴らしすぎる。なのに日本のように混雑もしておらず、非常に見やすい。美術館とかオーケストラとか、やっぱりこっちで鑑賞するほうが気持ちいいなあ。

最後は俺の大好きなGeorgia O'Keefe(彼女の作品をもっとも多く擁するのがシカゴ美術館!)の「Sky Above Clouds Ⅳ」で昇天。楽しかった。
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ブログ王

  by helterskelter2010 | 2009-02-21 13:16 | Art

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