ローリン・マゼール祭り

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行ってきました、ローリン・マゼール指揮ニューヨーク・フィル!巨匠に会える・・・
演目はコレだ。

Berlioz - Roman Carnival Overture
Tchaikovsky - Suite No. 3
Stravinsky - The Rite of Spring


学生風情が、大枚はたいていい席とった。それでも日本で見たらさらにその数倍の額はするだろうが・・
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前半はベルリオーズ、チャイコフスキー。うーむ、いい音を出す。シカゴ・フィルもすごいが、ニューヨーク・フィルもなかなか。入場前に一気に流し込んだシャンパンがチャイコフスキーの後半でドン決まりし、非常に気持ちよかった(笑)。マゼールの表情、指揮もよく見えるし、音も左右のバランスよく聞こえる席でよい。やっぱ座る席でぜんぜん醍醐味は変わるよなあ。

しかしお目当てはなんといっても「春の祭典」だ。クラシック音楽史上、おそらく最もサイケでヘヴィーなダンス・ミュージック。妻もバレエをたしなんでいたので、おなじみの曲だそうだ。ダンス・ミュージックだが、リズムや展開がえらい変則的なので、実際は踊りにくいそうだが(笑)

マゼール大将、ここで本領発揮。一分の隙も見せずに一気に最後まで突っ走る。うーむ、あまりに圧倒的。ファゴットが不穏な旋律をかなでるかと思うと、強烈な不協和音が炸裂。弦楽器部隊が力強いビートを刻むかと思うとすぐにそれがとまり、いきなりバスドラの重たい一発をお見舞いされる。テンションが最高潮に達する後半では、ホール全体をぶち破らんばかりの轟音が鳴り響く。俺はあほのように口をあけたまま、その場で圧倒されているしかない。この日の管楽器(ホルン、トランペット、トロンボーン)は特に素晴らしく、その甲高く遠くまで貫く音で、意識も大気圏外にトバされる(笑)。

1910年代にこの曲をつくったストラビンスキーもとんだクレイジー・ガイだが、マゼールもよくこんな曲を統制感もって指揮できるよ。変拍子、不協和音のカオスもマゼールのタクトの支配下にある。

狂乱が終わると、観客はいっせいにスタンディング・オベーション。もちろん俺らも立って拍手をしまくった。マゼールは指揮しているときの鬼のような形相から、気のいい爺ちゃんの顔に戻り、観客に向かい会釈する。
さらに嬉しいことに、その後、アンコールを3曲ぶちかましてくれた。

Encores:
Wagner - Overture to Lohengrin
Brahms - Hungarian Dance No. 5
Bizet - Farandole from L’Arlésienne Suite No. 2

ハンガリー舞踏曲は、わざと緩急をタメを大げさに強調した演奏をして、観客を沸かせた。最後のビゼーでもまた轟音をぶちかまし、観客を圧倒したままマゼールは去っていった。

2009年、始まって間もないが、間違いなくベスト5に入る演奏会。

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ブログ王

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  by helterskelter2010 | 2009-03-11 01:16 | Music

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