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某コンサルのインフォメーション・セッション

某コンサルのインフォメーション・セッションに参加。シカゴの高級フレンチ、「Tru」で開催。ここは去年、外資投資銀行も使っていた場所で、(シカゴにしては)手の込んだ料理をsmall portionでserveしてくれる、オシャレな雰囲気の店。自腹では来れないので、貴重なフリーディナーの機会(笑)。

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コンサルのパートナーの方2名が来て下さって、会社の説明とざっくばらんな質疑応答。MBA採用を重視しているとはいえ、シカゴまで来ていただくのは本当にありがたい限りです。久しぶりにコンサルの方と話したけど、やっぱり同じ畑だからか、非常に話しやすいね。コンサル語というものがあるわけじゃないんだけど、何か話しているときに頭の中にイメージしている図が見えやすいというか。ポイントがクリアーに見えてくるので、話していて気持ちがいい。俺と妻(元コンサル)の会話でもポイントがはっきりしていないとお互いイライラするから、これはもうコンサル病かもしれないが・・・・

さてこういうディナーは楽しいんだけど、同時に面接の延長でもあるので、参加者は振る舞いに気をつけたほうがいい(笑)。ひたすら飲んで食って、ではダメです。はては酔っ払ったりしたらアウト(笑)。無難なのは、適度に質問をして、業界・会社に対する理解と関心があることを示すこと。なんだけどこれが意外に難しかったりする。アメリカだと就職活動の場としてカクテル・パーティーとかディナーとかをやたら使うけど、日本はあんまそいう習慣がなくて慣れない、てのもあるだろう。俺もいまだに苦手だこういうの。

ただ、黙っているより質問するほうがずっといいことは間違いないんだけど、どうにも「~ってどんな感じなんですか?」とかいう不用意な質問が少なくないことにも気づく。学生とはいえこちらも社会人経験があるので、プロフェッショナルとして会話をしたいところ。相手は「仮説→検証→インサイト抽出」の繰り返しを日々の生業としているコンサルなので、質問も単なる「教えて君」的なものではなく、簡単なものでいいからある仮説をぶつける形で聞いたほうがいい。「素人の考えで恐縮ですが、外から見ていると~のように思うのですが、実際のところはいかがでしょうか?」という風に聞けば、相手も答えやすい(思い込みと実態のギャップに話をフォーカスできる)し、質問者もそれなりに勉強してきていることが分かるというもの。理想を言えば、回答を聞いてオシマイ、ではなく、その回答を踏まえて自分の仮説を修正し、それに対する新たな感想を述べるのがいい。また、質問を2段階ステップにして、1つ目の回答を得たことで「~だとすると、こういうことが言えますか?」と議論を展開できたりすれば、コンサル好みの会話になる(笑)。

どうでもいいような、あるいは意図の汲みにくい質問を単発的に山ほど繰り出すよりも、こういう展開の余地のある、あるいは意図のはっきりした質問を2つ3つでもするだけの方が、だいぶ印象は違うはずだ。前職で、1年に数十~100近いインタビュー調査を国内外でやってきた経験からして、このほうが相手にとって失礼にあたらないし、より有用な情報を引き出すことが出来ると思っている。

とはいえやはりコレを完璧に実践するのは難しい。前職ではインタビューの天才のような上司がいて、俺も間近で見ながらいろいろ技を盗んだけど、それでもあのレベルにはなかなか辿り着けないス。ビジネスのインタビューって、本当に高度なスキルを必要としていると思います。

ちなみにTruの料理は逸品でしたー。

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ブログ王

  by helterskelter2010 | 2009-10-22 11:53 | Career

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