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Flight の楽しみ

今回のChicago Visitでは、往復で20時間以上のフライトを要した。やった、まとまった時間ができたと考え、小難しい本をいつも持っていくのだが、どうしても読む気になれず、フライトのたびごとに挫折する。結局、酒飲んで機内映画を見ることになる。今回のフライトで見た映画・ビデオなどの感想。

1.The Bucket List
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。ロブ・ライナー監督。余命わずかな2人が、死ぬ前にやりたいことをやりまくろうと暴れまわり、真の友情を深めていく。ストーリー自体はどうということはないけど、編集がテンポよく、見やすいし、主演2名が本当に楽しそうなので、テーマは重いながらも悲壮感を漂わせない。特にモーガン・フリーマンの演技が良い。ジャックはなんかやっつけ仕事しているような気もしないでもないが、それが役に合っているのだから問題ない。それにしても邦題「最高の人生の見つけ方」ってのはなんとかならんのか、センスなさすぎだ。

関係ないけどジャック・ニコルソンが本当にすごいなと思ったのは、「Five Easy Pieces」(1970年)というロード・ムーヴィー。レストランでジャックがオムレツとトーストを注文するシーンは最高(分からない人、ぜひ借りて見てください。反逆児をやらせたらこの人の右に出る者ほはいません)。

2.Vantage Point
デニス・クウェイド主演。ピート・トラビス監督。大統領暗殺の場に居合わせた8名の視点(vantage point)から、事件の輪郭が鮮明化されていき、後半のすさまじいアクション・シーンに展開していく。恐ろしいほどに編集にこだわった作品。普通に撮ったらドラマ「24」のようなモノになっていただろうが、同じシーンを8名の視点から編集して見せる技法(暗殺までの20分間が繰り返し別の人間の視点から見せられる)、無駄のない非常にタイトな構成、難しすぎないトリック(というか犯人究明モノではない)、超硬派なアクション・シーン(カー・アクションはスティーブ・マックイーンの「Bullitt」を彷彿)等々で、一級のサスペンス・アクション映画になっている。これは予想に反して面白かった映画。

3.Jumper
予想通りの映画。早送りしながら見た。スターウォーズに出ていたときほど主演俳優がかっこよくない、そしてストーリーが激しく破綻している(まあこの際関係ないけど)、とにかくジャンプシーンだけ監督が撮りたかっただけなのではと疑わざるをえないので、真面目に映画館で金払う必要はなし。それにしてもサミュエル・L・ジャクソンて、何でこういうB級ばかりでるんだろう。好きなのかな。わざとやっているとしか思えない。

4.紀元前1万年
予想以上につまらない映画。ギャグでやるにしてももう少し頑張ってくれ。

5.小林克哉のベストヒットUSA
ドアーズ、ザ・キンクス、スタイル・カウンシルなど僕の好きなバンドのライブ音源を楽しめた。それにしても最近80年代以降のロックで全然聴いてないや。最近のはやりを全くフォローしなくなったので、誰か教えてください。

今日はシカゴのレーベル、Thrill Jockey Recordsのアーティスト、Tortoiseのゆるい演奏でブログを書いています。時差ボケが残りきついが、なまった体を鍛えるためにジムでもいくか。

  by helterskelter2010 | 2008-06-01 13:47 | Movie

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