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The Great Escape

今日はMBA合格者(class of 2010)の飲み会。全部で70人くらいか?というメチャ大規模な会。野暮用があり1次会だけで退席させていただいたが、シカゴの同期はもちろん、他のビジネススクールの多くの方と話せて楽しかった。改めて幹事のみなさん、ありがとうございました!

さて、今日はついに僕の退職願が会社に受理された模様。なんか役員会で報告されて、最終的に確定するんだって。僕のような若手が退職するのは、その部署にとってそれなりに一大事らしく(日本企業なので)、役員会まで上がってしまうし、下手すると上司の減点評価になる。

シカゴに合格してからは、会社から社費派遣を打診され、正直言えば少し迷ったのだが、結局私費留学することに決めた。
社費も私費もそれぞれメリット・デメリットある。両者のメリットは、それぞれのデメリットの裏返しになっている。

1.社費の場合
<メリット>: 
・莫大な留学費用を会社費用でまかなえる。企業にもよるが、学費+住居費+給料+ボーナス(!)がフルセットで提供されるケースもあり。
(・MBA受験時には私費より有利(?)(これは確証はない。Tuckに行かれた先輩はそのように言っていたが・・・))
<デメリット>
・サマーインターンが獲得しにくいケースがある(ただし、コンサルなどは社費でも問題なく採用している模様)。

2.私費の場合
<メリット>:
・会社の束縛なく、自由にキャリア・チャレンジができる。投資銀行などは、私費学生しかサマー・インターンに採用しない例も。
<デメリット>:
・当たり前だが、莫大な費用を自分でまかなう必要あり。貯金のない僕は借金王。

というように、留学費用の負担とキャリアチェンジの可能性、この2つを天秤にかけることになる。もちろん、これはかなり単純化した場合だ。社費でもキャリアチェンジできる可能性はゼロではないし、実際そういうことをしている人もいる。
僕も会社やMBAの先輩等、いろいろ相談したのだが、「とりあえず社費とっておけ」というアドバイスも少なくなかった。

だが、そもそも僕がMBA留学するのはキャリアチェンジのため、という明確な目的があり、その線に沿ってエッセイも書いたし、また理解ある職場の先輩・上司にも推薦状を書いてもらっている。いったんそんなマインドになっているのを、今から会社派遣というスタンスで留学するのは、どうにもしっくりこなかったし、推薦してくれた職場の人たちにも悪い。社費でいったん留学して、「やっぱり投資銀行いってきます」と、会社をいきなり退職するのは、やっぱり会社と関係がこじれることになるし、自分の中でもコンフリクトが生まれるだろう。

たかが2千万円程度(あえて言ってしまおう)の金で自分のインテグリティを損なうよりは、腹据えて自分のキャリアを追求したい。そうやって背水の陣を敷いた方が、就職活動にも力が入ることでしょう。

てなわけで、あと2週間くらいでプー太郎さんになります。実感わかないけど。

  by helterskelter2010 | 2008-06-19 00:06 | MBA受験

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