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Evening MBAの友達

ぼちぼち講義のペースも速くなり、宿題の量も増えてきたので、さすがにあまり余裕かましている場合ではなくなってきた。これがあるべき姿なんだろうけど。成績はどうでもいいんだけど(マジで)、学んだことはちゃんと吸収して自分の中で定着化させたいから、やっぱり時間はかかります。意外だったのは、回帰分析のコースがかなり面白いこと。正直、回帰分析だけで1学期かけるのは無駄じゃねえか、と思ってたけど、これがなかなか深い。いかに自分がよく分からずに仕事で回帰分析を使っていたかが分かり、ちと冷や汗。渋いコースだけど、ちょっと大げさに言えば世界を見る目が変わった。控え目に言うと、色々なデータを見る目が変わった。

今週は面白い友達ができた。フルタイムMBAではなくて、Evening MBAの学生。Evening MBAはフルタイムと違って、5年間のうちに必要な単位をとれば卒業できるみたい。働きながらとっている人が主。彼はJ君といって、韓国人なんだが、在米経験が長く、大学もシカゴ大学を出ている。

会計のコースが一緒で、彼から声をかけてきてくれた。俺のネームプレートを見て、日本人だと分かったからだという。彼は日本で生まれ、家族の一部もまだ日本に住んでいる。彼自身も良く日本を訪れるのだが、日本人の友達があまりいないので、是非シカゴMBAで日本人の友達をつくりたい、と思っていたそうだ。

講義のあと、彼にコーヒーでも飲もうと誘い、しばしカフェテリアで談話。彼は韓国で有名な製造企業の創業者の息子であることが判明。現代のような巨大企業ではないが、韓国人なら誰でも知っている企業。親の家業を引き継ぐため、しばらくは韓国では父親の下働いていたが、事業のグローバル化の必要性を感じ、渡米し、こちらでネットワークづくりや営業を精力的に行ってきた。ボチボチ韓国に戻ってまた父親とビジネスをする予定だが、その前に経営学を学んでおこうと、MBAに来たらしい。家族メンバーの経歴も聞いてみると皆ピカピカで、医者、建築家、投資銀行のバンカーなど。分かってはいたけど、やっぱりこういう人いるのね。

製造業の国際化とか、生産拠点の国際配置とかそういうテーマは大好きなので、しばし彼の家業の話について盛り上がる。早速今度、一緒に晩飯を食うことに。ここシカゴにはコリアンタウンがあり、結構うまい焼き肉屋もあるらしい。素晴らしい。

金融業界目指しておいてなんだけど、やっぱり実業の話を聞くのは面白い。ケース読むよりずっと迫力がある。

どこに住んでるの?と聞くと、「シカゴにいくつかビルディングを所有している。その1つに今は住んでいるよ。不動産ビジネスも結構面白い」だって。参った。

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ブログ王

  by helterskelter2010 | 2008-10-16 13:19 | Private Life

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