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IB Conference

Byron Trott氏の講演を聞き、パネルディスカッションも見て、一旦自宅に戻る。午後は回帰分析とミクロ経済学の宿題・予習にあてる。夜はまたGleacher Centerにてミーティングの予定。Gleacher Centerと自宅の間を行ったりきたりできるのは本当に便利(歩いて5分の距離)。

朝はわれらがChicago Booth (このネーミング、慣れねえなあ・・・)のスター教授、Steven Kaplanと、Alumniでスター・バンカーのTrott氏のディスカッションを聞き、最後に簡単なQ&Aを行うというもの。Tortt氏、イケメンである。いや、それなりの年齢になっているのでダンディー(死語)と言うべきか。イケメンで屈指のバンカー(GSのVice Chairman)、シカゴ大学やシカゴ美術館の評議員も勤める男。これはかなりケシカラン男です。

現在の金融危機の原因、米政府の政策についての評価、今後の投資銀行のビジネスの見通し、今株は買い時かどうか、バフェットとはどんな人物か、Chicago Boothで得たこと、等について語る。

立場が立場であられるので、市場とか政策についてはあんまし突っ込んだ話は聞けなかったが、Trott氏のGSでのメンターであった現財務長官ポールソンの話や、GSで唯一(!)Trott氏のみが直接個人で会うことのできるバフェット氏の人柄や投資思想についての話は、非常に面白かった。またGSの今後のビジネス戦略についても、俺が知る限り新聞には載っていない話も聞けて、これはかなり貴重な情報となった。

「Chicago Boothでもっとやっておけば良かったと思うことは?」というKaplan教授の質問に対して。

「アカウンティングだ。これはビジネスの言語。はっきり言って、バンカーの95%は、本当にアカウンティングを理解しているとはいえない。他方、バフェット氏は、バンカーよりも、いや、会計事務所の会計士よりもはるかに深くアカウンティングを理解している。彼が独力で事業を評価し、有効なデューディリジェンスを行うことができる秘密は、そこにある。アカウンティングはしっかり勉強するべきだよ」

いやーアカウンティングつまんねえなあ、と思っていましたが、しっかり勉強しようという気になりました。この間アカウンティングの教授も、「アカウンティングは全く違う言語を学ぶようなもの。例えば私(インド人)があなたたちの言語を新たに覚えるのが大変なのと同じくらい、アカウンティングの習得は難しいし、奥が深いのよ」とおっしゃっていた。

物事を理解し、表現し、評価するためのツールとしてとらえるなら、確かに言語は「語学」に限らない。新しい言語を習得することでそれだけ新しい世界が見えるということだから、それはエキサイティングだ。・・・・・と、アカウンティング勉強のモチベーションもあげることができました。

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ブログ王

  by helterskelter2010 | 2008-11-22 07:07 | Career

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