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健全なる肉体と精神

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昨日は風邪を久しぶりに引き、頭と関節が痛くて大変だった。あまりに体がだるいので動きは緩慢。あたかもスローロリス(写真)のよう。でもシカゴ動物園で見たスローロリスは意外にも活発に動いていたが・・・

今日は元気を回復したのでジムに行くぞ。読みかけのヘミングウェイの小説も読破するぞ。前向きだ。体調によってこうもマインドセットが変わるとは。やはり心と体はリンクしている。

かねて迷っていたフジロック、1日目だけ参戦することに決定しました。あのマイブラの轟音を生で聞きたくて・・・
僕の中では、ソニックユース、モグワイと並ぶ轟音3大バンドと考えている。でもフジロック3日目にはなんどあの伝説のリー・スクラッチ・ペリーも来るんだね。もう70過ぎたおじいちゃんのはずだが・・・彼の煙くさいダブも聞きたかったが、別件があるので諦めた。

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  by helterskelter2010 | 2008-06-29 12:16 | Music

Venture Capitalの醍醐味

先日、ベンチャーキャピタルであるGlobespan Capital Partnersの説明会に参加した。
シニア・ディレクターの栢森氏のお話は非常にわかりやすく、刺激的だった。

VCだからバイアウトとは違って、アーリーステージの企業に投資する。10件に投資したとして、そのうち5件は倒産、3件はぎりぎり投資回収できる、そして残りの2件でホームランを打ってリターンを得る、いわば「ヒットビジネス」の特徴が強い。(他方、バイアウトは高い打率で二塁打を打っていくイメージ)。

Globespan Capital Partnersはジャフコ・アメリカ(あの野村証券系のVCです)から独立して生まれた。主にIT関連に特化しているらしい。栢森氏はHBSでジャフコ・アメリカのケースを勉強したのがきっかけで、その後のGlobespan Capital Partnersに関心をもたれたんだって。

VCの醍醐味は、なんといってもベンチャーの社長と一緒に仕事をすること。起業家はインスピレーションにあふれる人種なので、接していていつもすごい刺激がある。また、ベンチャーキャピタルは基本的に新しいものに投資していくスタイルなので、バイアウトに比べて夢がある。(特に栢森氏が日本のバイアウトファンドでインターンされたころは、案件はほとんど企業再生モノだったので、バイアウトには興味をそそられなかったらしい)

Globespan Capital Partnersでサマーインターンをやると、投資先企業の経営幹部としての仕事もできるんだって。その意味で一人がビジネスに与えられるインパクトは多いし、非常にやりがいがありそう。

日本でベンチャーがなかなか育ちにくいという点については、「昔に比べればだいぶ風向きが変わってきている」と留保しつつも、起業家の質、そしてVCの質がまだまだだから、とのこと。米国ではベンチャーをやることはリスペクトされるし、それがゆえにトップクラスの優秀なやつは起業を目指すカルチャーがあるけれど、日本ではそこまではいってない。VCにしても日本の場合は米国のような報酬体系をとらず、多くがサラリーマン組織になっている(大企業の子会社としてのVCとか)ので、リスクをとって大胆に投資をするマインドセットになりにくい。付け加えて、日本市場は中途半端に大きいので、国内でこじんまりまとまろうとするマインドがまだ強い。韓国市場は小さいので、ベンチャーやる人は最初から外を向いている。米国市場はでかいけど、最初からベンチャーの人は世界市場を狙っており、世界市場の10%とればすぐに**兆円稼げるとか、平気で言うらしい。

だからといって日本に優秀な人がいないわけではなく、例えばエンジニアリング的な部分だと世界でトップクラスといえる(LEDとか、以前のソーラーパネルとか)。ただ、それをビジネスとして展開していくexecution能力が不足しているために、大きく稼ぐことができない。これは僕が前から持っている問題意識と重なるので、大いに共感できた。(じゃあ、どうすればいいのかはよく分からないのだが。これはMBAで学ぶべき1つの重要課題)。

先週、先々週は投資銀行のバンカーの方とばかりお話していて、すっかり気持ちが投資銀行に傾いていたのだが、栢森氏のお話を聞くと、VCの仕事というのも、非常に面白そう。僕にとってどんなパスが一番フィットするのか、もっとゆっくり考えていこうと思った。

*ちなみに栢森氏の代では、あの天下のHBSでも卒業と同時に就職にありつけたのは半分くらいだったんだって。あなおそろし。2年後の事業環境がクライシスになっていないことを祈る!
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  by helterskelter2010 | 2008-06-28 18:00 | Career

Recharge your battery with YAKINIKU

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我ながら食べ物に関する記事が多いことに気づいたので、「Gourmet」カテゴリを新たに設定した。
正直、渡米してから食生活にはあまり期待していないので、国内にいる間、うまいものをたくさん食っておこう、そんでもってそれを記録しておこう、ということ。

先週末に訪れた焼き肉店「和」(文京区)はお気に入りの一店。一皿1000円前後の安さながら、肉の質・タレの具合、僕のテイストにクリーンヒット。特にタン塩、カルビ、レバ刺しがお勧め。

高い金だしてうまいもの食べられるのは当たり前。他方、「和」の焼き肉のコストパフォーマンス(単価当たりの食の効用)は、トヨタ級ですな。
「あ~ダリィな~スタミナつけてがんばらないとな~」なんて時、ここの焼き肉店に行けば30分後には笑顔を取り戻しています。

僕は単純で、食べ物、音楽、ファッションには目がなく、元気がない時は、うまいもん食って、いい音楽聴いて、ショッピングすればすぐに回復します(女の子か)。
2年後も、店じまいしてませんよーに。
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  by helterskelter2010 | 2008-06-28 00:34 | Gourmet

佐山 展生氏

先日ニュース番組「報道ステーション」で、GCA代表の佐山展生氏がコメンテーターとして出演していた。同氏はユニゾン・キャピタルの創設者の1人であり、またM&Aアドバイザリでも有名、一橋の教授も務めておられる方。
Jパワーや日本興亜損保の株主総会について、冷静なコメントをされていた。

僕は佐山氏にお会いしたことがある。
僕がPEとかに興味を持ち始めたころ、どうしても現場の偉い人に話を聞いてみたくて、無理やりコンサルの仕事をつくって(こういう自由なところが今の職場の良いところ)、佐山氏に突撃インタビューを試みたのだ。意外にも即OKの返事をもらい、GCA本社のデカイ会議室で1時間強、根掘り葉掘り質問させてもらった。若いって怖いスね。ずいぶんアホな質問もしちゃった、と今から振り返ると汗が。

実際の佐山氏は小柄で、京都なまりの温和な語り口で、でも間違っていると思ったことは厳しく批判する、なんというか話しているだけで「ああ、この人はプロだな」と思える人だった。メディア露出が多すぎるだのなんだのと批判もされているようですが、間違いなく今の日本にいる数少ないM&A、ファンドビジネスのプロの1人だと思います。
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  by helterskelter2010 | 2008-06-28 00:11 | Career

経済教室

ここ数日の「経済教室」(日経新聞の記事論文)は良い。
慶応の小幡氏によるSWF(政府系ファンド)に対するコメントは冷静で、「巨大な資金を国がファンド運用しているらしい→即ヤバそう」と流されがちな(主にメディアによる)言説をしりぞけてくれる。そもそも「ファンド」という言葉自体が日本ではもれなく悪のベールつきで見られる傾向があるのに、それに「国(特に新興国)が運用」がガッチャンコするのであるから、一般的には評判悪いものになってしまうのでしょう。よしんばSWFが「帝国主義的」な使い方をされたとしても、それはファンド自体に問題があるのではなくそれを運用する側(=国のポリシー)に問題があるのでしょう。僕自身もこの世界には知見がないので、非常に論点整理されて助かる論文でした。

次の日の東大の吉川氏による社会保障制度に関する論文も、非常によくポイント整理されている。僕は吉川先生にマクロ経済学のイロハを教わったのだが(東大駒場の講義で)、その時も先生の説明は非常にわかりやすいことで定評があったものだ。ただ自分から議論をグイグイ押し出すタイプの方ではないので、政府系の委員会等で声がでかいだけの有識者につまらんことで巻き込まれていないか・・・とは、僕が心配することではない(政府系の委員会は、官僚や、官僚に飼われた教授の影響力が陰にも陽にも働くことがままあるので)。

ほんで今日の学習院の奥村氏の論説も勉強になった。リスクとリターンの評価を脳のどこで行っているのか、なんとそんなことまで今は研究されているんですね。いやはや。なんにしても、合理的な判断をする人間という前提で構築されてきた近代経済学に対して、みんな何かおかしいだろ、と思いつつもどう乗り越えればいいのか分からない状況だったのが、今は行動経済学とか脳ナントカとか、新しい学問領域が組成されてきているのを見ると、時代は進んでいる気がします。経済システムには不確実性が存在していて、そこでは人々は主観確率に頼らざるを得ない場合がある。こう書くとアタリマエのようだけれど、じゃあこれをどうやって学問的に研究するの、ってなると頭を抱える。現代になって、生身の人間行動の分析から出発して理論をつくっていくためのツールがそろってきた、ということなのでしょうか。

僕の指導教官O先生はよく、「社会科学の本質は結局、人間の主観を分析することにある」と言っていたが、僕は今でも(学者ではないけれど)大事だと思っている。歴史を専門とする学者にとっては、これはかなり異端的な発想だったらしい。歴史はやはり過去の事実(ファクト)を可能な限り客観的な目で集めて整理して、その「時代」の本質はなんだったのかを解明することが重要と思われている。だから計量経済史とか、客観的だと(思われる)数値データの解析を通じて、産業革命はGDPを何%押し上げたにすぎないから「革命」ではない、といった実証が一時期流行した。それも大事なのだが、O先生はむしろ産業革命期に人々の考え方とか生活様式がどう変わったのか、可能な限り資料から当時の人々の「主観的側面」を抽出しようとしていた。この方法は実証的方法論からいったら即破たんしやすいので、やっぱり他の学者からの批判も多かったみたい。

でもまあ、ビジネスでいうと、数値データによる説得は当然として重要なのだけれど、当事者が何を考えているのかを知り、当事者と同じ「共通言語」で話をしていくことが重要になる。企業戦略も結局はトップが判断して決めることなのです。いくらM&Aをやって**%のリターンが得られます、といっても、トップの考えが変わらなければM&Aは実行されない(とは、現場のバンカーがよくおっしゃってました)。統計って容易にウソつけるしね。市場というのも、色々なプレーヤーの「主観」や、あるいは他のプレーヤーの「主観」を予測した色々なプレーヤーの「主観」が、混じりに混じったシロモノ(イキモノ?)なのでしょう。


ごちゃごちゃして何を言いたいのかよく分からなくなりましたが、やはりO先生から学んだことは大きかったな、と上記の経済教室読んだり、ビジネス現場に触れたりして、思いを強くした次第です。
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  by helterskelter2010 | 2008-06-27 00:45 | Research

買い物

本日のアマゾンでのお買い物2点。
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まずは「現代中国の産業」(丸川知雄)。職場の先輩が、「近年まれに見る名著」とお勧めしてくれたので、買ってみた。アーキテクチャ論なんか援用しつつ、中国の産業発展の特質を見事に分析している(らしい)。著者は仕事でもつきあいのあるお方。

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次に購入したのはColdplayの新譜。ipodのCMでしきりに流れているね。
レコ屋で試聴した感じでは、2,3曲良さそうなのが入ってた。何よりブライアン・イーノが絡んでるので、その点期待(巷の話だと、どうもイーノ色は実は少ないようだが)。
このバンドは高打率打者というか、成績超優秀なエリートというか、とにかく駄作の割合が少ない。前回のアルバムの完成度が異様に高かったので、今回は間違った意味でトリッキーな方向に行くかな、と思っていたら、そんなことはなかった。やはり楽曲センスはいいみたい。でも、今回のアルバムのジャケのセンスは悪いね。
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  by helterskelter2010 | 2008-06-26 01:05 | Books

MBAで得られるもの

今日はシカゴの先輩で今年某投資銀行に入社される方と飲んだ。
恵比寿の非常に雰囲気にいいお店。少し高めの居酒屋といったところか。新鮮な素材をシンプルにアレンジした食事が、焼酎によく合う。アスパラのグリルとか、ぜんまいの天ぷら、刺身をつつきながら、MBAでの過ごし方や、投資銀行業務についてざっくばらんにお話を伺う。

シカゴに入ってよかったと思うのは、先輩方が本当に優秀で、しかも非常にhelpfulだということ。これは感謝しきれない。逆に自分が先輩という立場になったとき、同じgive & giveの精神で後輩に接したい、と素直に思える。

MBAでは、ファイナンス等のハード・スキルを習得するのも1つの目的だけど、やっぱりグローバルに集まった人たちとの交流、おそらく日本の大学では教わることができないleadership、entrepreneurship、managerial behaviour等のソフト・スキルを磨くことの重要性を改めて確認した。

投資銀行やコンサルの一流の人と話していると、成功する人はみなグローバル・トップクラスの人たちと話すことができる「共通言語」を持っている、と思う。業界の知識、金融のノウハウ等はもちろん前提条件として必要なのだが、最終的には人対人のビジネスであるから、最終的にはそんな「共通言語」が話せて、いかにグローバル・トップクラスの人たちに一目置かれるかどうか、が勝負だと思う。その意味で、アメリカ人の考え方、中国人の考え方、インド人の考え方等を、肌に感じて了解するという絶好の機会が、MBAにはあると思う。

MBAをtransformational experienceだと期待している僕には、本当に心強いお話を伺うことができた。やっぱりまだまだ若いうち、全人格的な陶冶をしたいのですよ(学生運動ではないけれど)。
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  by helterskelter2010 | 2008-06-25 00:17 | Study

My Bloody Valentine

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My Bloody Valentineが来月のフジロックに来るらしい(greenstage)。
社会人になってからはフジロック欠席してたけど、久しぶりに行こうかなー。初日だけ。

Fields of heavenでlittle tempo聴いて酩酊して、久しぶりにshingo02見て驚いて、夜はPaul Van Dykeで踊る。楽しそうだ。
昔はテントもってよく参戦してたけど、金もあの頃よりはあるしホテルで休みつつ楽しむか・・・・と思ってたら、苗場プリンスホテルもう満室なんだね。ちと今迷っています。
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  by helterskelter2010 | 2008-06-22 19:53 | Music

銀座東急ハンズにて

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マロニエゲートの東急ハンズは一味違う。
特に写真にある一角は、一風変わったセレクトされたブックショップで、自由に座って読むこともできる。
フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」、村上春樹訳バージョンを初めて見たけど、ちらっと読んだ感じ、悪くない。パール・バックの「大地」なんかが置いてある横にクルーグマンの「ミクロ経済学」があったりして、なんか面白い。

さて、全く関係ない話だが、シカゴ大学のプログラムは「コア」と呼ばれる必修科目は1つしかない。それが「LEAD」というんだけれど、その準備作業に早くも着手しないといけない。まずは自分をよく知る人最低5人にアンケートに回答してもらう(HelterskelterのLeaership特性についての評価データ集め)。

この手の研修、社内研修でもやりました。社内研修版では、アンケート結果の集計分析から、自分がある「タイプ」(4タイプある)にカテゴライズされ、それをベースに顧客への対応方法や、部下への接し方等を考えていくというものだった。
シカゴGSBがこれと同じかどうかは分からないが、いずれにせよ「最低5人」の人にこういうアンケート書いてもらうのも、なかなか大変なんだよねえ・・・(回答側にとっても結構負担なのです)。
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  by helterskelter2010 | 2008-06-22 00:02 | Private Life

人生のバックキャスティング

「迷った時は3年後の自分から今の自分を眺めて判断する 」

吉野家ホールディングスの安部修仁社長の言葉を、僕は実践しているつもりでいる。
私費留学というリスクの高い投資判断を下したのも、MBA卒業の3年後の自分との対話を通した結果のものだ。

つい目先の損得に左右され、short-sightedな選択をしがちになりそうな時は、自分への戒めとして安部社長の言葉を思い出す。3年後、5年後の自分から見て、その選択はいいことなのか?自分を恥じることにならないか?

最近「バックキャスティング」という考え方が、地球環境問題を考える際によく持ち出される。破局的な現象が予想される場合、まずあるべき将来のサステイナブルな社会を想定した上で、そこから現在を振り返り、現在の段階からどのような取り組みを取れば破局を免れ、サステイナブルな社会を実現できるのか考える。つまり、将来のあるべきビジョンから現在を振り返る、実践的な考え方だ。

僕が仕事でよく使うのはこの逆で、「フォアキャスティング」。過去のトレンドの延長線上で将来を予測する。過去のGDP成長率推移、物価の変化、失業率の推移、等々、さまざまな実績データをにらんだ上で、将来のカントリーリスクなんかを予測する。これは、過去をベースに将来を考えるアプローチ。経済予測・市場予測ではこれで説得力のある、「かたい」予測が可能になる。他方、環境問題対策などの場面になると、過去をベースにした議論をしていると、ややもすると現状追認型の取り組みを採用する方向に流されやすくなる。

自分の人生・キャリア(中長期的な局面)を左右するような重要場面については、やっぱり「バックキャスティング」がしっくりくる。「これまでこうしてうまくいってきから、こうする」というよりも、「将来こうなりたいから、今はこれをすべきだ」と判断する。そのためには、常に自分の将来ビジョンを明確に意識し、それに照らした現在の自分のポジションを再定義していく、ということが必要になる。

これってMBAエッセイでさんざんやってきたこと。つまり、MBAに出願するプロセスと通じて、実は自分の選択・判断能力もトレーニングされていたんですね。
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  by helterskelter2010 | 2008-06-20 21:58 | Career

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