ロンゲの気持ち
いや、別にトレードマークにしてたわけじゃないんだけど。
アメリカ人男性でロンゲは、ほとんどいない。少なくともBoothの学生ではほとんど見かけない。だから、俺の長髪は目立っていたらしい。おまけに入学当初は茶髪でさらにパーマもかけていたから、余計だろう。ちなみにその髪型でコンサルもやっていた。社会人的にはありえない髪型だったが、上司に対しては
「色?いや、コレ地毛ですよ、ドライヤーあてすぎで少し明るくなっているのかもしれませんね~。」
「長い?いやぁ~すんませんね、俺代謝が活発だから髪が伸びるのも早いんすかね~。エロいからすぐ髪が伸びる(死語・都市伝説)ってのやめてくださいよ、あはは。」
と、うまく煙に巻いていた(本当か?)。
男で長髪、っていうのは日本とか韓国とか台湾とかではそんなに珍しくないが、やはりアメリカ人の若い男性ではレアな気がする(ヒッピー除く)。
シカゴで10年以上働く美容師に聞いたところ、次の理由を教えられた。
①アメリカ人はクセ毛が多いので、伸ばすと収拾がつかなくなるから
②アメリカ人(特に白人)は、残念なことに若ハゲが多い。髪を伸ばせる時期は限られるから
①は、周りのアメリカ人を見ても、そうかな、と思う。でもインド人やアフリカ出身の人もその傾向があるような。実際、美容師さんの常連客のインド人の若者(男性)は、一度ロンゲにしようと伸ばしてみたところ、横に広がっていって、「除夜の鐘」をかぶっているみたいになったそうな。俺は完全にストレート・ヘアなのだが、そういう人は少ない、とのこと。
②は、良く分からん。少なくとも俺の周りでザビエル化、あるいはProdigyのキース化しているヤツはいない。まあ、30代中盤から一気に進行するのかもしれんが。でもそうなら、MBAに来ている20代の連中は、別にロンゲにしてもいいわけだ。
もっとありえそうなのは、アメリカ人友達とも話したのだが、
③髪が長いのは男らしくない。Girlyだ(と思われるから、イヤ)。
だろう。そりゃアントニオ・バンデラスみたいにロンゲでかつ男らしい(むさくるしい?)スタイルを確立できればいいが、それは誰にでもマネできるものではないだろう。日本で一時期はやった「フェミ男」みたいなスタイルをしちゃったら、本気でゲイだと思われるんだろう。ゲイだと思われずに中性的なカッコができるのは、アジアだけなんだろうか。
じゃあ俺はGirlyに見えるのか、と聞くと、「いや、お前はアジア人だから問題ない」。
ほっとしたような、仲間はずれにされたような、複雑な気分だ。
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by helterskelter2010 | 2009-01-28 16:49 | Private Life