Supermodified ―Amon Tobin
御大COLDCUT率いる NINJA TUNEの秘蔵っ子、Amon Tobinの4枚目アルバム。すでにAmon Tobinは7枚出しているが、どれもハイレベルの出来。アルバム全体のまとまりとしては2枚目の「Bricolage」を推したいが、この「Supermodified」に収録されている「Four Ton Mantis」って曲があまりにもヤバすぎる。この1曲のためにアルバム買ってもいいくらいだ。まあ今はitunesで曲単位で購入できるから別にいいんだけど・・・・
「Four Ton Mantis」
いつものJAZZのフレーバーあり、でもビートは曇ったトリップホップ系、かと思うとシネマ・サントラのような展開に流れ・・・雑多な音を使いながらも完璧にグルーヴをコントロールしている、知的な名曲。センス良すぎる。前半のサンプル・ネタはShingo02の「400」でも使われていたね(マニアックなので無視してください)・・・
もともとはドラムンベースをやっていたんだが、ブラジル出身の独特のリズム・センス、シネマ・サントラ系の音のサンプリングもあって、一風変わったサウンドを作っていた。もう最近はドラムンベースでもトリップホップでもなく、「Amon Tobin」というサウンド・ジャンルを確立するにいたっている。さすがCOLDCUTが見込んだホープ。
NINJA TUNEが輩出した多くのアーティストも影をひそめ、レーベル自体も最近はおとなしいようだが、Cinematic Orchestraなどと並び、このAmon Tobinは今でも冴えた音作りをしているエリート中のエリートだ。
90年代には日本でもNINJA TUNEが一部で大いに流行り、「ファッションは裏原系、音楽はNINJA TUNEを聴いています」ってのが、「イケテる」ためのキーワードだったとか、ないとか(笑)。六本木のイエローってクラブで開催したNINJA TUNE NIGHTに遊びに行ったのが懐かしい・・・
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by helterskelter2010 | 2009-02-14 03:40 | Music