ケース面接
MBAで必ず触れることになる4Pとか3Cとか5フォースとか、どれもキーファクターを「抜けモレなく(MECEで)」おさえる、という面では非常に使い勝手がいいし確かに有効なんだけど、要点を網羅できたところで肝心のソリューションが切れ味よく思いつくとは限らない。ソリューションを引き出すための方法論としては使えるし確かに近道になるんだけど、最後の具体的なアイデア出しはやっぱりなんか直観力とか業界に対する知見が必要になってくる気がする。
5フォースとか、産業の魅力度を「事後的に」評価するには最強のフレームだと思うけど、それだけでForward-lookingな対応策が生まれるわけじゃない。ここに経営学ってのは学者だけの特権領域じゃない部分が関係してくる。学者は事後的に物事を説明するのは天才的だったりするけど、生の現場・業界知識が必ずしも深くないから、具体的なソリューション提示にはイマイチ迫力に欠けたりする(もちろんポーターは高いフィーもらってコンサルもしてますが)。他方、ビジネスに毎日接するコンサルはこの部分で付加価値をだせる可能性があるわけだ。
とか偉そうにいいながら、元コンサルの俺はこのケース面接というのが非常に苦手なのだ・・・だってプロジェクトではこんなシンプルなケースやらんでしょー。以上、いい訳でした。
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by helterskelter2010 | 2009-10-29 14:49 | Career